5月30,31日 (10,11日目)

明け方までに5〜6回トイレに這って行ったというのが適切な表現かもしれない。熱があるのでた立ち上がって歩くだけで呼吸が苦しかった。こんな状態の時は、ここでのトイレのシステムはとても面倒だ。どんなシステムかというと、まず、液体用の便器と個体用の穴がある。間違えて液体用に個体が入った場合は、常備してある小型シャベルですくう。その逆は多少なら問題ない。下痢のように混在している時は個体用を使う。トイレは5カ所ありサイズはマチマチで、広いものだと8畳位の屋根なしで空を見上げながらの開放的な空間があり、私のお気に入りだった。そして、用が済んだらご承知のように基本的にはトイレットペーパーを使わず、左手を使って水で洗浄する。固形物には側に置いてあるウッドパウダー(おが屑)をカップですくい振りかける。そんなわけで、トイレに辿り着くだけでも大変なのに、さらに用をたしている時もとてつもない労力と神経を使った。
さらに、トイレ使用後の循環プロセスもすばらしい。固形用の穴の下には深さ約1m、一番広いところの直径が約80cmの壺があり、4週間位で一杯になる。一杯になるともう一つの穴を使う(一つのトイレには必ず二つの穴がある)。4週間近くになると、固形物はウッドパウダーのおかげで臭いのほとんどない、さらさらの粉末状態になっている。そして、シャベルで掘出し土に還す。
2日間、水と少しのバナナだけを口にし、後はひたすら汗をかきながら寝ていた。他のボランティアたちも、多かれ少なかれここで下痢を経験している。う〜ん、やっぱりここはインド!

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