5月22日(2日目)
インド南部チェンナイから南へ160キロほど行くと、ベンガル湾の近くに緑の楽園がある。そこはオーロビル(Auroville)と呼ばれる。40年前は荒地だったこの地域の緑の回復から始めた実験型エコビレッジであり、総面積は20平方メートル、80の住居地区に約40カ国1500の人々が生活をしている。多様性の中に、人々の統合、国際理解、平和を実現しようとするものであり、経済、教育、芸術、環境、エネルギーなど、幅広い分野で実験的な取り組みが行われている。
サダナフォレストはオーロビルの中にあり、5年前にイスラエル人夫婦がプロジェクトを起こし、環境保全プロジェクトの中では新しい場所である。ここでは、循環型のライフスタイルで生活しながら、植林、水防ダムの建設などを行っているコミュニティー。建物の材料もほとんどが天然素材やリサイクルのもの。活動は寄付で運営されている。
さて、活動の初日である。朝6時、徒歩7分ほどにある森に入り、植林のための穴を掘る作業を8時まで行った。ツールは鉄の重いバーと、ハンマー、シャベル、そして土を運ぶ大きな皿のみ。機械類は一切ない。掘出した土は、水の流れをコントロールするために、土手のように周囲を囲うために使う。そのため、穴を掘る人、掘った土をシャベルですくって皿に入れる人、皿を運んで土手に持っていく人、土手を固定するために足で踏みならす人、といった役割分担が発生する。それにしても、ひたすら穴を掘るという、今までにない経験。単純で新鮮で気持ちがいい。早朝の体を使った充実感。2時間後の空腹感がたまらない!
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