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5月25日 (5日目) オーロビルの中心部にマトルリマンデル(Matrimandir)という、金色のウロコだらけの円形をした見るからにスピリチュアルな建造物がある。この中に瞑想や精神統一などを行う部屋がある。マトルリマンデルを囲んだ12の庭は、 それぞれに「存在」「意識」「幸福」など思想的な名前がついており、そのコンセプトに沿った色の花が植えられ、訪れた人々が具体的に庭の意味を感じ、体感出来るようデザインされている。その建造物の中に入るには、まず、別の場所(ビジティングセンター)でオーロビルとは何かという説明のビデオを10分ほど見た後、その証明書をもらい、後日決められた時間帯に電話で予約をしなければならない。そんなことは全く知らずに、とにかく マトルリマンデルまで自転車で行ってみた。おおざっぱな地図しかなかったので、昨日のヨガの先生に行き方を細かく聞いてから出発した。 そこで、今日はビデオを観て、予約の特権だけを得て戻った。とはいえ、道中に映る景色は初めてのものばかりで、すべてに対して興奮気味だった。 毎週日曜日の午後8:30からは、翌週一週間のワーク以外の役割分担を決めるミーティングが行われる。夕食後、メインハットに集まった。新しく参加したボランティアがいれば、このミーティングで紹介する。今週は私とアイリッシュの女性が新しい参加者だった。ここでのメンバー国籍は、イスラエル人オーガナイザーファミリーと、カナダ人女性1人、アメリカ人女性1人、ドイツ人男性1人、イギリス人男性3人・女性2人、イスラエル人女性1人・男性3人、デンマーク人女性1人、オランダ人女性1人、フランス人男性1人、アイルランド人女性1人、そして日本人私。来週一週間の当番は、全てのポットに水を満たす「水当番」。
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 5月24日 (4日目) 土・日曜日は午前中のワークがなく、当番の仕事を除けばかなり自由な時間がもてるので、週末を利用して外出する人も結構いる。いつかわたしも行ってみようと思う。さて、毎週土曜日の朝7時から、地元のインド人男性が来てヨガを教えてくれる。眠いのを振り切ってさっそく参加してみた。参加者は5人だった。まだそんなに暑くならないうちにリラックスして身体を動かしたり瞑想するには、ちょうどいい時間なのかもしれない。でも、日常的にヨガをやっている人は朝5時から始めるらしい。約1時間半のヨガの後は、既に気温も上がっており、かなり汗もかいた。 午後、レンタルサイクルで初めてオーロビルへ行ってみた。約40分。自転車はとても古く重たいもので、ペダリングは決して快適とは言えなかったが、歩くよりはましだった。地元のお客だけの食堂で初めてカレーを食べた。日本で食べた私の知っていたものとは全く異なった味であった。大きなプレートに7種類の小さなカップがあり、それらは(たぶん)スープ、ヨーグルト、ピクルス、野菜炒め、他はカレーである。真ん中にライスとパパド(papad)という揚げせんべいのようなものだった。ライスと小さなカップの中身は、食べたいだけ追加してくれる。おいしいというよりは、不思議な味に興味津々という味わいだった。たぶん毎日は食べたいとは思わないかな。
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5月23日 (3日目) このコミュニティーでの日課はまず朝6時から始まる。午前中に2つのワークがある。1つは6時から8時、朝食後に2つ目で9時から11時〜12時。毎日誰が何をするかを、ワーク前に各人の希望を出したうえで決める。ワークの種類はいろいろある。森での植林、ガーデニング、清掃、料理など固定的なものと、オーガナイザーの依頼によるオフィス作業、コミュニティーで働く地元の人の手伝い、強風後の倒れた木の処理等、必要に応じたワークがある。午前中の2つのワークは基本的に誰もが参加しなければならないが、午後のワーク(料理や後片付け)は当番制である。ざっとこれが毎日のタスクである。これとは別に週のタスクがある。これも、毎週日曜日に話し合で決め、様々な役割がある。その他、平日の午後を利用して自分の得意分野や有志が行う自主的な活動もあり、これは参加自由である。基本は全て自分がやりたいこと・やれることが尊重され、しかし、ボランティア精神を忘れずにポジティブかつ積極的な行動が必要である。そして、何よりも楽しむことが大切。しかし、このことは最初はワークをこなすことでいっぱいで気づかなく、後になってやっと感じた。  午後、ボランティアの一人、フランス人男性ザビエルが自転車で近くの町へ連れて行ってくれた。彼は長期間に渡っていろいろな国を旅行しており、ここには約1ヶ月半いる。彼は人を寄せ付ける人柄のせいか、ここへ来て初めてゆっくり話しができた人である。実際、コミュニティーの多くの人に親しまれている。いろいろな話しをした中で彼の言葉「自分で何か決めたことに対しては、簡単にすぐには投げ出すな!」は、ちょっとナーバスになっていた自分に叱咤激励を与えてくれた。Merci Monsieur!
5月22日(2日目)  インド南部チェンナイから南へ160キロほど行くと、ベンガル湾の近くに緑の楽園がある。そこはオーロビル(Auroville)と呼ばれる。40年前は荒地だったこの地域の緑の回復から始めた実験型エコビレッジであり、総面積は20平方メートル、80の住居地区に約40カ国1500の人々が生活をしている。多様性の中に、人々の統合、国際理解、平和を実現しようとするものであり、経済、教育、芸術、環境、エネルギーなど、幅広い分野で実験的な取り組みが行われている。  サダナフォレストはオーロビルの中にあり、5年前にイスラエル人夫婦がプロジェクトを起こし、環境保全プロジェクトの中では新しい場所である。ここでは、循環型のライフスタイルで生活しながら、植林、水防ダムの建設などを行っているコミュニティー。建物の材料もほとんどが天然素材やリサイクルのもの。活動は寄付で運営されている。  さて、活動の初日である。朝6時、徒歩7分ほどにある森に入り、植林のための穴を掘る作業を8時まで行った。ツールは鉄の重いバーと、ハンマー、シャベル、そして土を運ぶ大きな皿のみ。機械類は一切ない。掘出した土は、水の流れをコントロールするために、土手のように周囲を囲うために使う。そのため、穴を掘る人、掘った土をシャベルですくって皿に入れる人、皿を運んで土手に持っていく人、土手を固定するために足で踏みならす人、といった役割分担が発生する。それにしても、ひたすら穴を掘るという、今までにない経験。単純で新鮮で気持ちがいい。早朝の体を使った充実感。2時間後の空腹感がたまらない!  
5月21日 (1日目) 午後1時、インドのチェンナイChennai(マドラス Madras)空港に着いてすぐに、ポンディチェリー(Pondicherry)行きのバスターミナルへ行くタクシーを確保することで頭がいっぱいだった。航空機内でインド人夫妻に目的地までの行き方を確認しておいたので、かなり自信はあったが、やはり不安は拭いきれなかった。ペイドタクシーと呼ばれる、事前に目的地までの料金を提示してくれるシステムのタクシーを確保した。そうでなければ、呼び込みや流しのタクシーになるのだが、これらの料金設定はかなり怪しく、地元の人でも料金交渉は必要であるとのこと。 バスターミナルに着いた最初の印象は、ただただ無秩序な人混みと騒音であった。タクシーの運転手に乗り場を聞いたが彼もよくわからず、一緒に探してはくれたが、途中で面倒になったのか誰かに聞いてくれと言い残して去ってしまった。 さて、何とかしてバスに乗ったはいいが、席はただ一つを残して既にいっぱいであった。それは、一番後ろの窓側の席であった。入口からその席までを大きな重いバックパックを抱えての移動は至難の技であった。誰か手助けしてくれるかなあというのは全くの甘い考えであり、それどころか誰もが疲れきった不愉快な表情をしている。バックパックを膝下に置き、膝を抱えたままの状態で、いざここから3時間強のバスの旅へ出発! ふうっ〜。 バスにはもちろんエアコンなしで、窓もドアも開けっ放しで運転。55ルピーだから文句は言えない。オートリキショウ(Auto Rikshaw)が15分100ルピーという相場から考えるとかなり安い。窓から眺めるインドの風景を、ここまできてやっとのんびり眺める余裕ができる、と思いきや、車のクラクションが異常に耳につく。どうしても必要以上に鳴らしているとしか思えない。車もバイクも競って先を急ぎ、ルールやマナーなんてないとしか思えないような運転と排気ガスのひどさ、そして暑さに辟易し、度々バンダナで顔を覆い、目をつぶって落着くように心がけた。  たぶん短時間眠ったようだが、車内に入ってきた物売りの掛け声で目を覚ました。バス停に着くごとに、食品やアクセサリーや、さらには乗客にはほとんど必要のないモノ(つまり何でも)を売りに(勝手に)入ってくる。しかも、強引な態度と大きな声で…。さらには開いている窓からも攻撃される。窓に手...